この記事では、映画「男はつらいよ」に登場するおばちゃんのプロフィールと略歴などを紹介していきます。
おばちゃんとは、寅さんの叔父さんであるおいちゃんの奥さんで、寅さんの叔母さんにあたります。
おいちゃんと共に「とらや」の団子屋で働き、毎回帰ってくる寅さんを優しく迎え入れてくれる家族の一人でもあります。
今回は、映画「男はつらいよ」に登場するおばちゃんについて、より深く掘り下げて紹介していこうと思います。
目次
おばちゃんのプロフィール
- 名前:車つね(くるまつね)
- 生年月日:?
- 出身地:?
- 職業:とらやの従業員
- 嫌いなもの:うなぎ
- 得意な料理:お芋の煮っころがし、ガンモドキの煮たもの、おから
おばちゃんの名前
おばちゃんの名前は、車つね。
「つね」という名前を使って呼ぶのはおいちゃんただ一人。
家族全員がおばちゃんという名で呼び、裏の印刷会社のタコ社長ですらおばちゃんと呼んでいます。
おばちゃんの得意な料理
おばちゃんは料理が得意で、「とらや」に訪問してきたマドンナたちにも得意な料理を振舞っている。
特に、おばちゃんの作ったお芋の煮っころがしは人気が高く、寅さん以外にもりつ子(12作目マドンナ)や綾(18作目マドンナ)などにも好評でした。
おばちゃんとおいちゃんの馴れ初め
おばちゃんとおいちゃんの馴れ初めについては、第32作「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」で、朋子(竹下景子)が「とらや」へ訪れて際に、寅さんの口から語られてます。
粋なおじさんの計らいでね、若い二人は二階の座敷で二人っきりだ。雨がザーッっと降って突然ピカピカピカ!ゴロゴロゴロ!あのおばちゃん、『キャー怖い!!』
あの太った体でもってさ、カマキリみたいなおじちゃんに抱きついちゃったんだよ」
こんなラブロマンスがあったようです。
でも、このラブロマンスはこのシーンの少し前にしっかりと再現されているわけですがw
おいちゃん苦しそうw
ただ映画の中では、おいちゃんとおばちゃんはお見合い結婚だったと語るシーンもあったりして、出会いはお見合いだったけど、それから恋愛に発展したということなのでしょうかねえ。
そのあたりの細かい部分は映画では描かれていません。
そして、おいちゃんとおばちゃんの間に子供はいません。
どうやら、おばちゃんが子供ができない体だったようです。(←14作のタコ社長のセリフから)
だからこそ、寅さんのことを自分の息子のように可愛がっていたのかもしれませんね。
おばちゃんの性格や人柄
情にもろく、感動的な話を聞いたりするとすぐに涙を流してしまう。
そして、感情の起伏も激しく、「とらや」で何かもめ事が起こると感情が高ぶって号泣してしまうこともあります。
この号泣が、もめ事を終わらせる合図になっていたりもします。
基本的に「とらや」で出される食事はおばちゃんがすべて用意するようで、さくらはそのお手伝いをするといった感じでしょうか。
そんなこともあり、寅さんが病気にかかったりするとおばちゃんが食事を用意してくれます。
おばちゃんは言い間違いが多い
おばちゃんは「男はつらいよ」シリーズを通して、よく言い間違いをすることが多いです。
「男はつらいよ」の登場するおばちゃんは、映画の中でよく言い間違いをしている。1回観ただけでは気付きにくいですが、探してみてください。
・顔中ヒゲだらけの→ヒゲ中顔だらけの(14作)
・リリーさん→メリーさん(15作)
・牡丹(ボタン)ちゃん→リボンちゃん(17作)#男はつらいよ pic.twitter.com/b8l2ynI8xL— くじゃくのまい (@kujakunomai) February 1, 2020
その他にも、19作で「トラ」という犬を飼っている時に、おばちゃんが「トラ」という名前を「ポチ」に変えようと提案しますが、その後すぐに「ポチ」という名に釣られます。
おばちゃん「ポチかい・・・あ、違った、寅ちゃんかい?」
その後にも、
これは寅さんを怒らせてしまう決定的な言い間違いになりましたw
そして、17作では、寅さんの七万円という単語に釣られて、500円の団子を「500万円です」と言ってしまったり、11作では寅さんの恋愛遍歴を語り合っている時に春子先生のことを秋子先生(←誰も突っ込まないままだから気付きにくいw)と言ったりしています。
こんな感じで、おばちゃんは言い間違いが多いです。
おばちゃんは周りに流されやすい
周りに流されやすいというのは、少しお金持ちのお客さんなどが「とらや」に訪れてきた時のおばちゃんの対応でわかります。
普段、上品な言葉を使わないおばちゃんが、無理に上品な言葉を使おうとして失敗するケースが二度ありました。
第23作「#男はつらいよ 翔んでる寅次郎」で、おばちゃんが上品な言葉を無理に使おうとして失敗するシーンが実に面白い。ひとみ(桃井かおり)の母親が訪問してきた時のおばちゃんの「あそばせ」がしどろもどろになる。
15作の時も「お上がりあそばせ」「ごめんあそばせませ」を連呼するおばちゃん。 pic.twitter.com/IrkilghOhH— くじゃくのまい (@kujakunomai) July 8, 2020
可愛らしいですねえ。
おばちゃんが周りに流されやすいのは、純粋で人がいいからなのでしょうねえ。
おばちゃんはとても乙女チックで二枚目好き
おばちゃんはとても乙女チックな面を持っています。
それがわかるのが24作で登場するマイケルを下宿させている時のおばちゃんのセリフ。
紳士なマイケルに触れて、おばちゃんの乙女心が少しだけセリフから覗かせます。
そして、二枚目が好きだというのもセリフから伝わってきます。
30作で、お正月に三郎青年(沢田研二)が来ないとわかると、
と言ってみたり、32作で一道(中井貴一)が訪問してきた時も、
としみじみ言ってました。
おばちゃんと親戚だったマドンナがいた
第6作「男はつらいよ 純情篇」のマドンナ・夕子(若尾文子)さんは、おばちゃんの遠縁です。
夕子さんは、おばちゃんの「従兄弟の嫁に行った先の主人の姪さん」らしいです。
少しややこしいのですが、ほぼ他人に近い親戚だということは間違いないです。
まとめ
この記事では、映画「男はつらいよ」に登場するおばちゃんについて紹介してみました。
おばちゃんを演じた三崎千恵子のプロフィール■主な出演作品
・テレビドラマ
『パパと呼ばないで』
『渡る世間は鬼ばかり』
・映画
『男はつらいよ』シリーズ
『ムーランルージュの青春』