この記事では、「男はつらいよ」シリーズに登場した寅さんと満男の歴代マドンナを詳しく紹介していきたいと思います。
「男はつらいよ」全49作に登場したマドンナは47名にものぼり、寅さん映画の華を飾ってくれました。
様々な悩みを抱えながら生きていたあのマドンナたちは「今どこで何をしているのだろうか?幸せに暮らしているのだろうか?」
「男はつらいよ」を何度も繰り返し観てきた私ですが、映画を観る度にそんな想いが浮かんできてしまいます。
それでは、そんな全47名の美しきマドンナたちをて詳しく紹介していきたいと思います。
目次
- 1 男はつらいよの寅さんが恋に落ちた歴代マドンナの紹介
- 1.1 1作目寅さんのマドンナ:坪内冬子(女優:光本幸子)
- 1.2 2作目寅さんのマドンナ:坪内夏子(女優名:佐藤オリエ)
- 1.3 3作目寅さんのマドンナ:志津(女優名:新珠三千代)
- 1.4 4作目寅さんのマドンナ:宇佐美春子(女優名:栗原小巻)
- 1.5 5作目寅さんのマドンナ:三浦節子(女優名:長山藍子)
- 1.6 6作目寅さんのマドンナ:明石夕子(女優名:若尾文子)
- 1.7 7作目寅さんのマドンナ:太田花子(女優名:榊原るみ)
- 1.8 8作目寅さんのマドンナ:六波羅貴子(女優名:池内淳子)
- 1.9 9作目寅さんのマドンナ:高見歌子(女優名:吉永小百合)
- 1.10 10作目寅さんのマドンナ:志村千代(女優名:八千草薫)
- 1.11 11作目寅さんのマドンナ:リリー(女優名:浅丘ルリ子)
- 1.12 12作目寅さんのマドンナ:柳りつ子(女優名:岸惠子)
- 1.13 13作目寅さんのマドンナ:高見歌子(女優名:吉永小百合)
- 1.14 14作目寅さんのマドンナ:木谷京子(女優名:十朱幸代)
- 1.15 15作目寅さんのマドンナ:リリー(女優名:浅丘ルリ子)
- 1.16 16作目寅さんのマドンナ:筧礼子(女優名:樫山文枝)
- 1.17 17作目寅さんのマドンナ:ぼたん(女優名:太地喜和子)
- 1.18 18作目寅さんのマドンナ:柳生綾(女優名:京マチ子)
- 1.19 19作目寅さんのマドンナ:堤鞠子(女優名:真野響子)
- 1.20 20作目寅さんのマドンナ:島田藤子(女優名:藤村志保)
- 1.21 21作目寅さんのマドンナ:紅奈々子(女優名:木の実ナナ)
- 1.22 22作目寅さんのマドンナ:水野早苗(女優名:大原麗子)
- 1.23 23作目寅さんのマドンナ:入江ひとみ(女優名:桃井かおり)
- 1.24 24作目寅さんのマドンナ:高井圭子(女優名:香川京子)
- 1.25 25作目寅さんのマドンナ:リリー(女優名:浅丘ルリ子)
- 1.26 26作目寅さんのマドンナ:水島すみれ(女優名:伊藤蘭)
- 1.27 27作目寅さんのマドンナ:浜田ふみ(女優名:松坂慶子)
- 1.28 28作目寅さんのマドンナ:倉富光枝(女優名:音無美紀子)
- 1.29 29作目寅さんのマドンナ:かがり(女優名:いしだあゆみ)
- 1.30 30作目寅さんのマドンナ:小川螢子(女優名:田中裕子)
- 1.31 31作目寅さんのマドンナ:京はるみ(女優名:都はるみ)
- 1.32 32作目寅さんのマドンナ:石橋朋子(女優名:竹下景子)
- 1.33 33作目寅さんのマドンナ:小暮風子(女優名:中原理恵)
- 1.34 34作目寅さんのマドンナ:富永ふじ子(女優名:大原麗子)
- 1.35 35作目寅さんのマドンナ:江上若菜(女優名:樋口可南子)
- 1.36 36作目寅さんのマドンナ:島崎真知子(女優名:栗原小巻)
- 1.37 37作目寅さんのマドンナ:島崎美保(女優名:志穂美悦子)
- 1.38 38作目寅さんのマドンナ:上野りん子(女優名:竹下景子)
- 1.39 39作目寅さんのマドンナ:高井隆子(女優名:秋吉久美子)
- 1.40 40作目寅さんのマドンナ:原田真知子(女優名:三田佳子)
- 1.41 41作目寅さんのマドンナ:江上久美子(女優名:竹下景子)
- 1.42 42作目寅さんのマドンナ:奥村寿子(女優名:檀ふみ)
- 1.43 43作目寅さんのマドンナ:及川礼子(女優名:夏木マリ)
- 1.44 44作目寅さんのマドンナ:聖子(女優名:吉田日出子)
- 1.45 45作目寅さんのマドンナ:蝶子(女優名:風吹ジュン)
- 1.46 46作目寅さんのマドンナ:坂出葉子(女優名:松坂慶子)
- 1.47 47作目寅さんのマドンナ:宮典子(女優名:かたせ梨乃)
- 1.48 48作目寅さんのマドンナ:リリー(女優名:浅丘ルリ子)
- 2 男はつらいよの満男が恋に落ちた歴代マドンナの紹介
- 3 男はつらいよの寅さんと満男が恋に落ちた歴代マドンナ一覧表
男はつらいよの寅さんが恋に落ちた歴代マドンナの紹介
まずは、寅さんが恋に落ちた歴代マドンナを一人ずつ紹介していきます。
ちなみに、各マドンナに記載してある寅さんへのトキメキ度のハートマークの数(最高5つ)については私の独自の観点から表示していますので、そのことを理解した上でご覧ください。
1作目寅さんのマドンナ:坪内冬子(女優:光本幸子)
寅さんと幼馴染みで、帝釈天の御前様の娘さん。記念すべき第1作目のマドンナ。子供時代に寅さんは冬子のことを「出目金」というあだ名を付けてからかっていた。御前様と奈良で旅行中に偶然寅さんと再会する。東京に戻ってからまた頻繁に出会うようになり、気さくな性格の冬子に寅さんは恋をするが、突然冬子の前に婚約者が現れて寅さんは失恋します。
ちなみに、第7作「男はつらいよ 奮闘篇」と第46作「男はつらいよ 寅次郎の縁談」でも御前様の娘(坪内冬子)役で登場します。
第46作では、高校生になる娘さんを連れての登場でした。
・職業:(?)
・寅さんへの想い:楽しい幼馴染み
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:25歳
坪内冬子の出演作品
- 第1作「男はつらいよ」(1969年8月27日公開)
- 第7作「男はつらいよ 奮闘篇」(1971年4月28日公開)
- 第46作「男はつらいよ 寅次郎の縁談」(1993年12月25日公開)
女優データ
2作目寅さんのマドンナ:坪内夏子(女優名:佐藤オリエ)
寅さんが通った葛飾商業の恩師・坪内散歩先生の娘で、寅さんとは幼馴染み。1年ぶりに柴又へ帰ってきた寅さんが久しぶりに散歩先生の自宅を訪れた時に偶然再会し恋をする。しかし、皮肉にも夏子は寅さんが胃痙攣で入院した病院の医師と婚約することになってしまう。散歩先生のお葬式で2人の関係を知ってしまった寅さんはまた失恋を味わうことになる。
・職業:(?)
・寅さんへの想い:楽しい幼馴染み
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:26歳
坪内夏子の出演作品
- 第2作「続・男はつらいよ」(1969年11月15日公開)
女優データ
■主な作品
若者たち/想い出にかわるまで/愛という名のもとに
3作目寅さんのマドンナ:志津(女優名:新珠三千代)
三重県の湯の山温泉旅館「もみじ荘」の未亡人女将。寅さんがこの旅館に泊まったことがきっかけで出会い、一目惚れした寅さんはこの旅館の番頭として居座ってしまう。ところが、志津は大学の先生と婚約することになり、またしても寅さんは失恋することになる。
・職業:旅館の女将
・寅さんへの想い:親切な人、でも少し面倒な人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:40歳
志津の出演作品
- 第3作「男はつらいよ フーテンの寅」(1970年1月15日公開)
女優データ
■主な作品
洲崎パラダイス赤信号/人間の條件/私は貝になりたい/女の中にいる他人
4作目寅さんのマドンナ:宇佐美春子(女優名:栗原小巻)
題経寺付属ルンビニー幼稚園の先生。「とらや」の二階に下宿することになり、久しぶりの帰ってきた寅さんと店先で偶然に出会う。一目惚れした寅さんだったが、またしても婚約者が現れて寅さんは失恋してしまう。
栗原小巻は、第36作「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」で島崎真知子という先生役のマドンナで再度出演しています。
・職業:幼稚園の先生
・寅さんへの想い:明るく、楽しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:24歳
宇佐美春子の出演作品
- 第4作「新・男はつらいよ」(1970年2月27日公開)
女優データ
■主な作品
戦争と人間/いのちぼうにふろう/忍ぶ川/サンダカン八番娼館 望郷/八甲田山
5作目寅さんのマドンナ:三浦節子(女優名:長山藍子)
浦安の豆腐店「三七十屋(みなとや)」の一人娘。フーテン暮らしに見切りをつけようと帰省した寅さんが最終的に働き始めたのが節子の豆腐店。そして節子に惚れてしまった寅さんにまたしても婚約者が現れてしまい失恋することになる。
・職業:理容師
・寅さんへの想い:頼りになる人、母親と共に豆腐屋を任せられる人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:29歳
三浦節子の出演作品
- 第5作「男はつらいよ 望郷篇」(1970年8月25日公開)
女優データ
■主な作品
女と味噌汁/男はつらいよ(テレビ版)/おんな太閤記/春日局/渡る世間は鬼ばかり
6作目寅さんのマドンナ:明石夕子(女優名:若尾文子)
おばちゃんの遠縁のいとこ。売れない小説家の夫と別居して「とらや」の二階に住むことになったが、偶然に帰ってきた寅さんと出くわしてしまい、寅さんは一目惚れしてしまう。しかし、いつしか別居中の夫と寄りを戻すことになり、寅さんは失恋してしまう。
・職業:専業主婦
・寅さんへの想い:明るく、楽しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:37歳
明石夕子の出演作品
- 第6作「男はつらいよ 純情篇」(1971年1月15日公開)
女優データ
■主な作品
十代の性典/赤線地帯/妻は告白する/女は二度生れる/華岡青洲の妻
7作目寅さんのマドンナ:太田花子(女優名:榊原るみ)
集団就職で働き始めたものの、辛くなって故郷の青森に帰ろうとする知的障害を持った女の子。寅さんとはとある食堂で出会い、そのすぐ後に青森への帰り方がわからなくなって交番にいるところを寅さんが見つけます。花子が知的障碍者であることを知った寅さんは、とりあえず花子をとらやに向かうように促します。しばらくしてとらやで一緒に生活するようになり、寅さんは純粋無垢な花子を愛おしく思うようになり、結婚することまで考えはじめる。ところが、以前花子の先生をしていたという男性が青森から訪ねてきて、花子を連れて帰ってしまう。
知的障害を持つ女性をマドンナとして登場させたのは、これが最初で最後でした。
・職業:工員
・寅さんへの想い:面倒を見てくれる優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:保護者
・演じた女優さんの年齢:20歳
太田花子の出演作品
- 第7作「男はつらいよ 奮闘篇」(1971年4月28日公開)
女優データ
■主な作品
帰ってきたウルトラマン/気になる嫁さん/ひとりね
8作目寅さんのマドンナ:六波羅貴子(女優名:池内淳子)
題経寺の近くに開店した喫茶店「ローク」のオーナー。夫と死に別れて女手一つで息子を育ている。貴子に一目惚れした寅さんは父親がいなくて寂しそうにしている貴子の息子と遊んであげるようになり、次第に貴子と寅さんの距離が縮まっていく。しかし、寅さんは自由気ままに旅ばかりをしている自分と、厳しい現実としっかり向き合おうとしている貴子の生活とにギャップを感じるようになり、自ら身を引く選択をする。
・職業:喫茶店オーナー
・寅さんへの想い:心配してくれる人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:38歳
六波羅貴子の出演作品
- 第8作「男はつらいよ 寅次郎恋歌」(1971年12月29日公開)
女優データ
■主な作品
女と味噌汁シリーズ/新妻鏡/花嫁吸血魔/けものみち
9作目寅さんのマドンナ:高見歌子(女優名:吉永小百合)
口下手な小説家の父とうまくコミュニケーションが取れないで苦労する女性。福井で3人の友達と旅行中に寅さんと出会う。父親に結婚を許してもらえず結婚に踏み切れずに悩んでいたが、寅さんに出会ったことで結婚に踏み切れるようになっていく。そして結果的に寅さんはフラれる形になってしまう。
高見歌子として2回(第9作、第13作)マドンナを演じる。銀幕の女優が寅さんに惚れられるマドンナ役として出演し、吉永小百合らしい品のある女性がそのまま役になったマドンナ。
・職業:会社員
・寅さんへの想い:相談に乗ってくれる優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:26歳
高見歌子の出演作品
- 第9作「男はつらいよ 柴又慕情」(1972年8月5日公開)
- 第13作「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」(1974年8月3日公開)
女優データ
■主な作品
キューポラのある街/伊豆の踊子/青春の門/おはん/天国の駅 HEAVEN STATION/華の乱/おとうと/北のカナリアたち/ふしぎな岬の物語
10作目寅さんのマドンナ:志村千代(女優名:八千草薫)
さくらと幼馴染み。幼少時代に寅さんは二人のことを「チビらっきょうとデカらっきょう」と呼んでからかっていたエピソードがある。寅さんが柴又に帰省した時に再会する。子供に会えなくて寂しい想いをしている千代だったが、とらやの2階に下宿していた大学の先生に一目ぼれされてしまう。そのことを知った寅さんは二人の仲を取り持とうと千代に話しますが、千代は寅さんから告白されたと勘違いしてプロポーズを受けてしまう。そして逆に千代からプロポーズされてしまう展開に・・・。
志村千代は、寅さんに初めてプロポーズしたマドンナでした。
・職業:美容師
・寅さんへの想い:幼馴染み、頼りがいのある人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:幼馴染み
・演じた女優さんの年齢:41歳
志村千代の出演作品
- 第10作「男はつらいよ 寅次郎夢枕」(1972年12月29日公開)
女優データ
■主な作品
うちのホンカン/阿修羅のごとく/岸辺のアルバム/独眼竜政宗/やんちゃくれ/白夜行/最高の離婚
11作目寅さんのマドンナ:リリー(女優名:浅丘ルリ子)
さすらいの歌手。北海道の網走で寅さんと出会い、同じフーテン暮らしという境遇から意気投合して仲良くなる。深夜、酔いに任せて「とらや」を訪れ、仕事の愚痴を寅さんに聞いてもらった後に行方知れずとなる。
しかし、その後にすし職人と結婚し、すし屋の女将となる。
松岡リリー(本名:松岡清子)役として4回(第11作、第15作、第25作、第48作)マドンナを演じる。「男はつらいよ」シリーズの中で最も寅さんと相性が良かったと思われるマドンナ。この作品が記念すべきリリーの初登場となる。
関連リンク
・職業:歌手
・寅さんへの想い:同じ境遇も持つ良き理解者
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:親友・同志
・演じた女優さんの年齢:33歳
リリーの出演作品
- 第11作「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」(1973年8月4日公開)
- 第15作「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」(1975年8月2日公開)
- 第25作「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」(1980年8月2日公開)
- 第48作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」(1995年12月23日公開)
- 第50作「男はつらいよ お帰り 寅さん」(2019年12月27日公開)
女優データ
■主な作品
ギターを持った渡り鳥/憎いあンちくしょう/赤いハンカチ/紅の流れ星/戦争と人間シリーズ/博士の愛した数式
12作目寅さんのマドンナ:柳りつ子(女優名:岸惠子)
寅さんの小学時代の同級生、柳文彦(前田武彦)の妹で画家。文彦に招待された実家で寅さんと出会う。寅さんが間違って彼女のキャンバスを汚してしまったことがきっかけで大げんか。おまけに「熊さん」と名前を間違えられてカンカンな寅さんだったが、素直に謝りに来た彼女を受け入れるようになる。りつ子は寅さんと友達関係を築きたかったが、寅さんの好意を知ってギクシャクした関係になってしまう。どうしても寅さんの気持ちに応えられないりつ子は、友達同士でいたいことを寅さんに告げる。
・職業:画家
・寅さんへの想い:楽しい友人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:41歳
柳りつ子の出演作品
- 第12作「男はつらいよ 私の寅さん」(1973年12月26日公開)
女優データ
■主な作品
赤い疑惑/赤い激流/赤い激突/君の名は
13作目寅さんのマドンナ:高見歌子(女優名:吉永小百合)
9作の高見歌子が再登場。一度陶芸家と結婚した歌子だったが、亭主は病死してしまう。
寅さんとは津和野で久しぶりの再会を果たす。しばらくして、亡くなった亭主の実家を捨てて東京に出てくることを決意。
結婚に反対していた父親とのわだかまりがあったが、なんとか和解し、単身で伊豆大島にある福祉施設で働くようになる。
高見歌子として2回(第9作、第13作)マドンナを演じる。この作品は9作目に続き、2回目の登場となる。
・職業:図書館の従業員
・寅さんへの想い:相談に乗ってくれる優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:29歳
高見歌子の出演作品
- 第9作「男はつらいよ 柴又慕情」(1972年8月5日公開)
- 第13作「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」(1974年8月3日公開)
女優データ
■主な作品
キューポラのある街/伊豆の踊子/青春の門/おはん/天国の駅 HEAVEN STATION/華の乱/おとうと/北のカナリアたち/ふしぎな岬の物語
14作目寅さんのマドンナ:木谷京子(女優名:十朱幸代)
博が怪我して担ぎ込まれた吉田病院で働く看護士。楽しみは休日、近所の労働者たちとのコーラス活動。出身は山形県米沢市。寅さんが連れきた赤ん坊つながりで彼女に出会う。コーラスグループのリーダーをしている男(上條恒彦)が京子に恋をしていると知った寅さんは二人の仲を取り持とうと奮闘します。
・職業:看護士
・寅さんへの想い:明るく、楽しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:32歳
木谷京子の出演作品
- 第14作「男はつらいよ 寅次郎子守唄」(1974年12月28日公開)
女優データ
■主な作品
震える舌/花いちもんめ。/夜汽車/蛍川/櫂
15作目寅さんのマドンナ:リリー(女優名:浅丘ルリ子)
寅次郎とリリーが紡いだ愛の物語4部作の第2作目として再登場。11作目の時に寿司屋の職人と結婚するが、その後堅気の商売には向かずに離婚してしまう。寅次郎とは、旅先の北海道函館のラーメン屋台で偶然に再会する。「さくら」たちに結婚の話を無理やり持ち出されたことで、寅次郎との仲を裂く結果を招く。
この作品によって寅さんとリリーの仲が急速に深まっていく。
関連リンク
・職業:歌手
・寅さんへの想い:同じ境遇も持つ良き理解者
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:親友・同志
・演じた女優さんの年齢:34歳
リリーの出演作品
- 第11作「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」(1973年8月4日公開)
- 第15作「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」(1975年8月2日公開)
- 第25作「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」(1980年8月2日公開)
- 第48作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」(1995年12月23日公開)
- 第50作「男はつらいよ お帰り 寅さん」(2019年12月27日公開)
女優データ
■主な作品
ギターを持った渡り鳥/憎いあンちくしょう/赤いハンカチ/紅の流れ星/戦争と人間シリーズ/博士の愛した数式
16作目寅さんのマドンナ:筧礼子(女優名:樫山文枝)
東京大学で考古学研究室助手をつとめる才媛で、御前様の親戚にあたる女性。寅さんとは柴又の喫茶店で偶然出会う。「自分は何のために学問をするのか? 」という寅さんの思わぬ問いに戸惑う。とらやの二階に下宿し、寅さんの家庭教師となる。恩師である田所教授(小林桂樹)から結婚を申し込まれる。礼子にプロポーズされた男性がいたことを知り、寅さんは自ら身を引いていく。
・職業:大学の助手
・寅さんへの想い:明るく、楽しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:34歳
筧礼子の出演作品
- 第16作「男はつらいよ 葛飾立志篇」(1975年12月27日公開)
女優データ
■主な作品
おはなはん/天と地と/国盗り物語
17作目寅さんのマドンナ:ぼたん(女優名:太地喜和子)
気っぷの良い龍野の芸者。池ノ内青観と一緒に座敷で接待を受けている寅さんと意気投合。寅さんが気軽に「所帯持とう」と声をかけてしまうほど、二人の息はピッタリ。貸したお金を返してもらえないぼたんのために奮闘する寅さんが青観に絵を書いてもらおうとお願いしに行く。
リリーと同様に、男女の関係を超越した親友・同志といった間柄。そして寅さんがフラれない形で終ったのもこのぼたんの特徴とも言える。
・職業:芸者
・寅さんへの想い:気の合う、優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:親友・同志
・演じた女優さんの年齢:32歳
ぼたんの出演作品
- 第17作「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」(1976年7月24日公開)
女優データ
■主な作品
藪の中の黒猫/火まつり/風と雲と虹と/白い巨塔
18作目寅さんのマドンナ:柳生綾(女優名:京マチ子)
柴又で暮らす柳生家の娘。
破産寸前の実家を助けるために、母親が戦争成金に嫁ぎ、その後離婚している。
病気がちで入退院を繰り返して来た。生粋のお嬢さん育ちのため世間知らずの一面を持つ。寅さんとは退院後にとらやを訪問している時にばったり出会う。寅さんよりも年上の女性であったが、さくらの「あの娘のお母さんなら」という発言に反応してしまった寅さんは綾に夢中になっていく。ところが綾の病状は悪化し、帰らぬ人となってしまう。
マドンナが死んでしまうという展開はこの綾以外に誰もいなく、印象深いマドンナとなった。
・職業:無職
・寅さんへの想い:そばにいてくれる優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:52歳
柳生綾の出演作品
- 第18作「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」(1976年12月25日公開)
女優データ
■主な作品
雨月物語/羅生門/地獄門/犬神家の一族/華麗なる一族
19作目寅さんのマドンナ:堤鞠子(女優名:真野響子)
大洲藩主十六代目殿様・藤堂久宗(嵐寛寿郎)の息子の嫁。夫はすでに亡くなってしまっているため、現在は東京で暮らす未亡人。亡き夫の墓参りに訪れた愛媛(伊予大洲)で寅さんと出会う。どうしても息子の嫁に会いたいという殿様の願いを叶えるために、東京で暮らす鞠子を探し出した寅さんだったが、鞠子の嫁になってほしいという殿さまからの手紙が受け取り、舞い上がってしまう。ところが、鞠子にはすでに結婚を考えている相手がいることを後になって知ることになる。
・職業:会社員
・寅さんへの想い:親切で面白い人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:25歳
堤鞠子の出演作品
- 第19作「男はつらいよ 寅次郎と殿様」(1977年8月6日公開)
女優データ
■主な作品
御宿かわせみ/炎立つ/ちゅらさん/もう一度君に、プロポーズ
20作目寅さんのマドンナ:島田藤子(女優名:藤村志保)
良介(ワット君)の姉。一度結婚はしたものの、うまくいかずに離婚している。現在は長崎県平戸でお土産物屋を営んでいる。実家に帰った良介の様子を見に長崎へ来た寅さんと出会い、一目ぼれした寅さんはしばらく藤子の店のお手伝いをすることに。しばらくし三人は東京へ向かうが、良介は寅さんの好意への意志表示をしない姉に腹を立て、言い争いになってしまう。それをこっそり聞いていた寅さんは自らで身を引いていく選択をする。
・職業:土産物店オーナー
・寅さんへの想い:親切で、心がきれいな人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:38歳
島田藤子の出演作品
- 第20作「男はつらいよ 寅次郎頑張れ!」(1977年12月24日公開)
女優データ
■主な作品
太閤記/三姉妹/てるてる家族/風林火山/破戒
21作目寅さんのマドンナ:紅奈々子(女優名:木の実ナナ)
さくらの同級生で寅さんとは幼馴染み。現在はSKDの踊り子をしている。久しぶりに「とらや」へ訪問した際に寅次郎と再会。プロポーズされていた男性・隆(竜雷太)がいたが、どうしても踊りをやめることができず一時別れる決断をする。ある夜、一緒に飲み明かそうと寅さんを自宅に招き入れた奈々子であったが、雨の中で心配そうに奈々子の部屋を見ている隆を見て、寅さんを置いて外に飛び出していってしまう。
・職業:SKDの踊り子
・寅さんへの想い:楽しい幼馴染み
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:32歳
紅奈々子の出演作品
- 第21作「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆ」(1978年8月5日公開)
女優データ
■主な作品
オレゴンから愛/あぶない刑事シリーズ/渡る世間は鬼ばかり/汚れた英雄/もっともあぶない刑事
22作目寅さんのマドンナ:水野早苗(女優名:大原麗子)
職安からの紹介で「とらや」に働きにくる女性。結婚はしていたが夫とうまくいかずに別居中。店員として働くようになった「とらや」で寅次郎とばったり出会う。あまりの美しさに仮病を使ってまで「とらや」に戻ろうとする寅さん。しばらくしてから離婚に踏み切った早苗を内心喜ぶ寅さんだったが、ある時幼馴染みの男・肇(室田日出男)が早苗に惚れていることに気付き、そっと身を引いていく。
大原麗子は、第34作「男はつらいよ 寅次郎真実一路」で富永ふじ子というマドンナ役で再度出演しています。
・職業:とらやの従業員
・寅さんへの想い:楽しくて優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:32歳
水野早苗の出演作品
- 第22作「男はつらいよ 噂の寅次郎」(1978年12月27日公開)
女優データ
■主な作品
気まぐれ天使/春日局/チロルの挽歌/徳川慶喜/セカンド・ラブ/居酒屋兆治/おはん
23作目寅さんのマドンナ:入江ひとみ(女優名:桃井かおり)
田園調布に住むお嬢様。結婚が決まっていたが、マリッジブルーに陥り、一人北海道を旅行している最中に寅さんと知り合う。寅さんの教えを聞いて結婚することに決めるが、式の最中に逃亡してしまう。「とらや」に逃げ込んできたひとみは、しばらく「とらや」で落ち着いた生活を送っていたが、結婚相手の邦男(布施明)が少しずつひとみのもとに会いに来るようになる。そして、次第に二人のわだかまりが消えて、再び結婚式を挙げることになる。
・職業:無職
・寅さんへの想い:面倒見のいい、優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:自分の娘
・演じた女優さんの年齢:28歳
入江ひとみの出演作品
- 第23作「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」(1979年8月4日公開)
女優データ
■主な作品
幸福の黄色いハンカチ/疑惑/もう頬づえはつかない/影武者/SAYURI
24作目寅さんのマドンナ:高井圭子(女優名:香川京子)
満男が通っている英語塾の先生・めぐみ(林寛子)の母。夫は三年前にアメリカで交通事故に遭い、今は未亡人。自宅で翻訳の仕事をしながら生活している。
娘と共に「とらや」に訪れた時に寅次郎と出会う。またしても一目惚れする寅さんだったが、圭子の自宅を訪問している時に圭子と結婚する男性が現れて失恋する流れになる。
・職業:翻訳家
・寅さんへの想い:親切で頼れる人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:48歳
高井圭子の出演作品
- 第24作「男はつらいよ 寅次郎春の夢」(1979年12月28日公開)
女優データ
■主な作品
ひめゆりの塔/東京物語/近松物語/どん底/悪い奴ほどよく眠る/天国と地獄/まあだだよ/阿弥陀堂だより
25作目寅さんのマドンナ:リリー(女優名:浅丘ルリ子)
寅次郎とリリーが紡いだ愛の物語4部作の第3作目として再登場。沖縄で入院中のリリーのお見舞いに来る寅さんと再会する。寅さんの見舞いによって病状が回復するが、ささいなことでケンカ別れしてしまう。しばらくして二人は柴又で再会し、寅さんからのプロポーズを受けるが、寅さんのかしこまった態度にリリーが冗談で返してしまう。
「男はつらいよ」シリーズの中で最も寅さんと相性が良かったと思われる女性。ラストのバス停でのシーンは、シリーズ最後となる49作「寅次郎紅の華」の締めとしても使われた。
関連リンク
・職業:歌手
・寅さんへの想い:同じ境遇も持つ良き理解者
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:親友・同志
・演じた女優さんの年齢:40歳
リリーの出演作品
- 第11作「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」(1973年8月4日公開)
- 第15作「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」(1975年8月2日公開)
- 第25作「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」(1980年8月2日公開)
- 第48作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」(1995年12月23日公開)
- 第50作「男はつらいよ お帰り 寅さん」(2019年12月27日公開)
女優データ
■主な作品
ギターを持った渡り鳥/憎いあンちくしょう/赤いハンカチ/紅の流れ星/戦争と人間シリーズ/博士の愛した数式
26作目寅さんのマドンナ:水島すみれ(女優名:伊藤蘭)
テキヤ仲間シッピンの常の一人娘。寅次郎が常の墓参りをするために北海道の奥尻へ行った時に出会う。いか加工場で働いていたが、寅次郎が東京出身であることを知り、すみれは東京の定時制高校に通いたいということを寅さんに伝える。しばらくして、東京に出てきたすみれは定時制高校に通い始めるが、函館時代にけんか別れしていた彼氏・貞男(村田雄浩)が東京に会いに来たことによって、すみれはその男と寄りを戻すことになる。
・職業:工員
・寅さんへの想い:父親の友達、面倒を見てくれる優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:自分の娘
・演じた女優さんの年齢:25歳
水島すみれの出演作品
- 第26作「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」(1980年12月27日公開)
女優データ
■主な作品
オレゴンから愛シリーズ/こころ/DOCTORS〜最強の名医〜/ヒポクラテスたち
27作目寅さんのマドンナ:浜田ふみ(女優名:松坂慶子)
大阪で芸者をする女性。広島にある祖母の墓参りをしているところを寅さんと出会う。その時には水商売をしていることを明かさなかったが、大阪で再会した時にバレてしまう。両親はすでに他界しており、幼くして生き別れになった弟・英男を探しに寅さんが付き添ってくれたことにより、二人の関係はより親密になっていく。しばらくして、長崎でお寿司屋をする男性と結婚することを伝えに柴又の「とらや」へ訪問してくる。
松坂慶子は、第46作「男はつらいよ 寅次郎の縁談」で葉子というマドンナ役で再度出演しています。
・職業:芸者
・寅さんへの想い:信頼できる相談相手
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:29歳
浜田ふみの出演作品
- 第27作「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」(1981年8月8日公開)
女優データ
■主な作品
夜の診察室/藍より青く/青春の門/事件/蒲田行進曲/死の棘
28作目寅さんのマドンナ:倉富光枝(女優名:音無美紀子)
テキヤ仲間カラスの常三郎の妻。久留米水天宮の縁日で知り合う。病気になった常三郎の見舞いに行き、「亡き後に女房を頼む」という常三郎の願いを冗談半分で聞き入れるが、実は医者から余命宣告されていることを光枝から聞かされる。常三郎の死後、寅さんをを当てにして東京へ出てくるが、寅さんに自分と所帯を持ってくれることはないと確認すると、実家へと帰っていってしまう。
・職業:テキヤ
・寅さんへの想い:夫の親友、親切で義理堅い人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:32歳
倉富光枝の出演作品
- 第28作「男はつらいよ 寅次郎紙風船」(1981年12月28日公開)
女優データ
■主な作品
お登勢/ありがとう/おんな太閤記/はるちゃん
29作目寅さんのマドンナ:かがり(女優名:いしだあゆみ)
陶芸家・加納作次郎の家に住み込みで働いている奉公人。夫とは死別し、小学生の娘を丹後半島の母(杉山とく子)に預けている。寅さんとは加納作次郎の家で出会う。婚約相手にソッポを向かれて居場所がなくなったかがりは丹後へ逃げてしまうが、それを心配する寅さんが丹後まで足を運んで慰めてくれたことにより、二人の仲は深まっていく。しばらくして、寅さんに会うために柴又に訪れたかがりは、「鎌倉のあじさい寺で待っています」という手紙を残す。そして二人は鎌倉で出会うことになるが、窮屈そうにする寅さんの姿を見て、申し訳ないことをしてしまったと悟ったかがりは自ら身を引いていく。
・職業:陶芸家の奉公人
・寅さんへの想い:何でも相談に乗ってくれる、優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:34歳
かがりの出演作品
- 第29作「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」(1982年8月7日公開)
女優データ
■主な作品
駅 STATION/野獣刑事/時計 Adieu l'Hiver/火宅の人/エクレール・お菓子放浪記
30作目寅さんのマドンナ:小川螢子(女優名:田中裕子)
東京のデパートに勤めるOL。同僚のゆかり(児島美ゆき)と九州旅行で泊まった湯平温泉で寅さんと出会う。
しばらくは三郎青年(沢田研二)たちと共に旅行を満喫していたが、別れ際の突然の三郎青年の告白を受けた螢子は困惑してしまう。
東京に戻り、寅次郎の勧めで三郎青年と付き合い始めるが、最初はギクシャクしていた関係がいつしか二人の気持ちが通い合うようになっていく。
・職業:デパートの店員
・寅さんへの想い:楽しい相談相手
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:27歳
小川螢子の出演作品
- 第30作「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」(1982年12月28日公開)
女優データ
■主な作品
おしん/天城越え/北斎漫画/いつか読書する日/Mother/共喰い/はじまりのみち
31作目寅さんのマドンナ:京はるみ(女優名:都はるみ)
人気演歌歌手。タレント業と私生活の両立に悩み、新潟公演を前に突然失踪してしまう。寅さんとは失踪先の新潟で出会う。人気演歌歌手であることを知りつつも、知らないフリで接してくれる寅さんに優しさを感じるはるみであったが、失踪先でプロダクション社長に見つかってしまったことにより寅さんとの楽しい旅は終止符を打つことになる。
しばらくして、気持ちの整理の着いたはるみは「とらや」を訪問し、今まで隠していた彼の存在を寅さんに明かしてしまう。
・職業:歌手
・寅さんへの想い:優しくて親切な人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:自分の娘
・演じた女優さんの年齢:38歳
京はるみの出演作品
- 第31作「男はつらいよ 旅と女と寅次郎」(1983年8月6日公開)
女優データ
■代表曲
アンコ椿は恋の花/北の宿から/大阪しぐれ/涙の連絡船
32作目寅さんのマドンナ:石橋朋子(女優名:竹下景子)
備中高梁の蓮台寺の住職・石橋泰道(松村達雄)の長女。以前結婚していたが現在はバツイチ。父親のお寺の手伝いをしながら暮らしている。寅さんとは博の父親・飈一郎の墓参りに来ていた時に出会う。朋子が出戻りであること知った寅さんは寺の住職になろうと考えるが、朋子の父親に婿養子の話を持ち出されてしまい、逃げるように去って行ってしまう。寅さんの本当の気持ちを確認したい朋子は東京へ出向いてくるが、寅さんの素っ気ない返事に落胆して故郷へ帰ってしまう。
竹下景子は、第38作「男はつらいよ 知床慕情」で上野りん子、第41作「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」で江上久美子というマドンナ役で再度出演しています。
・職業:寺のお手伝い(住職の娘)
・寅さんへの想い:面白くて頼れる人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:30歳
石橋朋子の出演作品
- 第32作「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」(1983年12月28日公開)
女優データ
■主な作品
黄金の日日/北の国から/徳川家康/独眼竜政宗/純情きらり
33作目寅さんのマドンナ:小暮風子(女優名:中原理恵)
幼い頃に母親が家出をしてしまい、幼少期から親戚の元で生活していた過去を持つ。理容師の資格を持っているが、長続きできずに理髪店を転々としている。寅さんとは北海道の理容店「ヒロシマ」で出会う。フーテンという同じ境遇に共感した風子は寅さんに興味を示すようになり、二人は仲良くなっていく。ところが「寅さんと一緒に旅がしたい」という風子の考えに賛同できない寅さんは風子に説教し、風子の気持ちを損ねてしまう。東京に戻ってから風子がサーカス団のバイク乗りのトニー(渡瀬恒彦)と付き合っていることを知り、二人の仲を裂こうとする寅さんだったが、風子に猛反対されて二人はそれっきりとなってしまう。
しばらくして、トニーとは別の男性と結婚すという風子の手紙が「とらや」に送られてくる。
・職業:理容師
・寅さんへの想い:頼り甲斐があり、間違いを叱ってくれる優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:自分の娘
・演じた女優さんの年齢:26歳
小暮風子の出演作品
- 第33作「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎」(1984年8月4日公開)
女優データ
■主な作品
欽ドン!良い子悪い子普通の子
34作目寅さんのマドンナ:富永ふじ子(女優名:大原麗子)
東京で働く証券マン・富永健吉(米倉斉加年)の妻。健吉が自然に囲まれて暮らしたいという理由で茨城県の牛久沼に家を買い、奥さんと息子一人の三人家族で暮らしている。寅さんとは酔っぱらって健吉の自宅に招かれた時に出会う。ある日、多忙に働く健吉が失踪し、ふじ子は寅さんと共に順吉の故郷・鹿児島へと向かう。しかし、寅さんは順吉を探していくうちに、心の中で順吉が戻ってこないことを望んでいる自分に気付き、悩むことになる。いつしか失踪中の健吉が寅さんの元を訪ねてきて、寅さんは急いでふじ子の自宅へ健吉を連れて帰る。
大原麗子は、第22作「男はつらいよ 噂の寅次郎」で水野早苗というマドンナ役でも出演しています。
・職業:専業主婦
・寅さんへの想い:自分のことを心配してくれる優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:26歳
富永ふじ子の出演作品
- 第34作「男はつらいよ 寅次郎真実一路」(1984年12月28日公開)
女優データ
■主な作品
気まぐれ天使/春日局/チロルの挽歌/徳川慶喜/セカンド・ラブ/居酒屋兆治/おはん
35作目寅さんのマドンナ:江上若菜(女優名:樋口可南子)
東京で写植オペレーターをしている女性。長崎県上五島出身で、幼い時に母親に死なれてしまい祖母に育てられる。寅さんとは祖母の葬儀が行われた長崎で出会う。しばらくして東京で再会した寅さんと若菜は親しい間柄になっていくが、若菜の住むアパートにいる民夫(平田満)が若菜に惚れていることを知った寅さんは二人の恋愛成就のために一肌脱ぐことになる。
・職業:印刷工
・寅さんへの想い:自分のことを心配してくれる親切な人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:自分の娘
・演じた女優さんの年齢:26歳
江上若菜の出演作品
- 第35作「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」(1985年8月3日公開)
女優データ
■主な作品
戒厳令の夜/卍/ベッドタイムアイズ/四万十川/女殺油地獄/阿弥陀堂だより
36作目寅さんのマドンナ:島崎真知子(女優名:栗原小巻)
式根島の小学校教師。生まれも育ちも東京だが、二十四の瞳に憧れて15年前に式根島へやって来る。教師として夢中だったために未だ独身。寅さんとは真知子の教え子の同窓会が行われた式根島で出会う。しばらくして、東京で再会して喜ぶ寅さんと真知子であったが、いつしか真知子にプロポーズしてくる知り合いの男性が現われて、真知子の心は揺れ動いてしまう。そして式根島へ帰る調布の飛行場で寅さんにそのことを告白してしまう。
栗原小巻は、第4作「新男はつらいよ」で宇佐美春子というマドンナ役でも出演しています。
・職業:小学校の教師
・寅さんへの想い:親切な相談相手
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:40歳
島崎真知子の出演作品
- 第36作「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」(1985年12月28日公開)
女優データ
■主な作品
戦争と人間/いのちぼうにふろう/忍ぶ川/サンダカン八番娼館 望郷/八甲田山
37作目寅さんのマドンナ:島崎美保(女優名:志穂美悦子)
シリーズ中に度々登場してきた坂東鶴八郎一座の花形女優・大空小百合(芸名)。一座の座長であった坂東鶴八郎の娘。座長が亡くなった後は旅館の女中として働く。寅さんとは福岡県田川にある美保の自宅で出会う。
しばらくして、東京で働くために田舎を出てきた美保は、チンピラに絡まれているところを絵描きの健吾(長渕剛)に助けられ、住む場所を提供される。美保は絵の展覧会に落選してやけになる健吾を慰めるが、心はどこかすれ違ってしまう。しかし、謝りに来た健吾の想いを最終的に美保は受け入れる決断をする。
・職業:旅芸人の娘
・寅さんへの想い:父の知り合い、頼れる相談相手
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:自分の娘
・演じた女優さんの年齢:40歳
島崎美保の出演作品
- 第37作「男はつらいよ 幸福の青い鳥」(1986年12月20日公開)
女優データ
■主な作品
女必殺拳シリーズ/若い貴族たち 13階段のマキ/華麗なる追跡/二代目はクリスチャン
38作目寅さんのマドンナ:上野りん子(女優名:竹下景子)
北海道知床で獣医をする順吉(三船敏郎)の娘。結婚して東京で暮らしていたが、うまくいかなくなって離婚し、故郷懐かしさに順吉の元へ帰ってくる。寅さんとは順吉の実家で出会う。寅さんがコミュニケーションのとれない順吉とりん子の間に入ってうまくバランスを取っていく。そして、寅さんのけしかけによって順吉がはまなすのママ悦子(淡路恵子)と結婚し、りん子の寅さんに対する感謝の気持ちが強くなっていく。ところが、酒の席で放った船長の「りん子ちゃんに惚れてるんでねえのか?」という言葉が原因で寅さんはりん子の元を去っていくことになる。
竹下景子は、第32作「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」で石橋朋子、第41作「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」で江上久美子というマドンナ役で再度出演しています。
・職業:獣医の娘
・寅さんへの想い:親切で優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れ
・演じた女優さんの年齢:33歳
上野りん子の出演作品
- 第38作「男はつらいよ 知床慕情」(1987年8月5日公開)
女優データ
■主な作品
黄金の日日/北の国から/徳川家康/独眼竜政宗/純情きらり
39作目寅さんのマドンナ:高井隆子(女優名:秋吉久美子)
化粧品のアドバイザーをしている女性。ある男性と一緒に泊まるはずだった旅館で、秀吉少年を連れた寅さんと出会う。宿泊中に病気にかかる秀吉の看病を手厚く行ってくれる。過去に中絶の経験を持つ隆子の話を聞いた寅さんは彼女に同情し、いろいろ慰めてあげることになる。それによって寅さんとの距離が一気に縮まっていくが、秀吉の母親を探さなければいけない寅さんは、その場で隆子と別れていく。
・職業:化粧品店の店員
・寅さんへの想い:友達の子供の面倒をみる義理堅い人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:面倒見のいい人
・演じた女優さんの年齢:33歳
高井隆子の出演作品
- 第39作「男はつらいよ 寅次郎物語」(1987年12月26日公開)
女優データ
■主な作品
十六歳の戦争/赤ちょうちん/夜汽車/異人たちとの夏/透光の樹
40作目寅さんのマドンナ:原田真知子(女優名:三田佳子)
長野にある小諸病院に勤務する女医。夫が山で遭難してしまったために現在は未亡人。一人息子を母親のいる東京の実家に預けて単身で信州の小諸病院で働いている。寅さんとは真知子が担当する患者のあばあちゃん(鈴木光枝)の自宅で出会う。病院に行きたくないというおばあちゃんを寅さんが説得し、なんとか入院させてくれたことにより二人の距離は縮まっていく。ところが、おばあちゃんの死によって寅さんの優しさに触れた真知子は寅さんの懐に入っていくが、寅さんはそれを受け入れきれずに真知子の元を去っていく。
・職業:女医
・寅さんへの想い:亡くなった主人に似た雰囲気の人。面白い人。
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:47歳
原田真知子の出演作品
- 第40作「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」(1988年12月24日公開)
女優データ
■主な作品
武士道残酷物語/仇討/沈黙/Wの悲劇/利休/遠き落日
41作目寅さんのマドンナ:江上久美子(女優名:竹下景子)
オーストリアのウィーンで働くツアーコンダクター。もともとは東京で働いていたが嫌になってヨーロッパへ。ウィーンで暮らすマダム(淡路恵子)に助けられて現在に至る。観光ガイド中にウィーンで迷子になる寅さんと出会う。寅さんと話している中で久美子は望郷の念にかられ、一度は日本に帰る決断をするが、日本に向かう空港で現地に住むオーストリア人にプロポーズされてしまった久美子はウィーンにとどまることを選択する。
竹下景子は、第32作「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」で石橋朋子、第38作「男はつらいよ 知床慕情」で上野りん子というマドンナ役でも出演しています。
・職業:ツアーコンダクター
・寅さんへの想い:故郷を思い出させてくれる不思議な人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:35歳
江上久美子の出演作品
- 第41作「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」(1989年8月5日公開)
女優データ
■主な作品
黄金の日日/北の国から/徳川家康/独眼竜政宗/純情きらり
42作目寅さんのマドンナ:奥村寿子(女優名:檀ふみ)
満男のマドンナ・及川泉の親戚の奥さん。泉が住む佐賀県まで会いに来た満男の付き添い役として訪問した寅さんと遭遇する。厳格な教師である夫とは違い、おおらかで物腰が柔らかく女性。別れ際に満男のことで不快な気持ちにさせられた寅さんを優しく送り出してくれる。
檀ふみは、18作「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」のマドンナ・柳生綾(京マチ子)の娘として出演している。
・職業:専業主婦
・寅さんへの想い:甥の面倒をみる優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:35歳
奥村寿子の出演作品
- 第42作「男はつらいよ ぼくの伯父さん」(1989年12月27日公開)
女優データ
■主な作品
青春の蹉跌/陽のあたる坂道/わが愛の譜・滝廉太郎物語/日本の面影/
43作目寅さんのマドンナ:及川礼子(女優名:夏木マリ)
満男のマドンナ・及川泉の母親。娘である泉の消息を聞きにとらやに訪問した際に寅さんと出会う。泉が父親の住む大分県に向かったと聞いて、寅さんと共に寝台特急に乗って大分県の日田へと向かう。父親が幸せそうな生活を送っていることを妬み、酔い潰れてしまう。寅さんに顔向けできないと感じ、娘と共に東京へ帰っていくが、後日、自分の働くスナックに寅さんからの花が届けられる。
夏木マリは、泉が登場してくる作品には泉の母親役の礼子として毎回登場する。50作目ではすでに夫と離婚しており、苗字が「及川」から旧姓の「原」へと変わっている。
・職業:スナックのママ
・寅さんへの想い:満男の叔父さん、親切で優しい人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:泉の母親
・演じた女優さんの年齢:38歳
及川礼子の出演作品
- 第43作「男はつらいよ 寅次郎の休日」(1990年12月22日公開)
女優データ
■主な作品
Gメン'75/野ブタ。をプロデュース/医龍-Team Medical Dragon-/私 結婚できないんじゃなくて、しないんです/中学聖日記
44作目寅さんのマドンナ:聖子(女優名:吉田日出子)
過去に寅さんが結婚まで考えた鳥取の料亭で働く女性。三角関係になった末、寅さんを選ばず二枚目の板前男と結婚するが、その男は1年前に鉄砲水に流され亡くなってしまう。満男と泉が鳥取に来た時に立ち寄った聖子が働く料亭で寅さんと再会する。久しぶりに再会した二人の関係は盛り上がるが、満男のヘマによって二人の関係に水を差す結果となる。
・職業:料亭の女将
・寅さんへの想い:昔惚れてくれた人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:昔惚れた人
・演じた女優さんの年齢:47歳
聖子の出演作品
- 第44作「男はつらいよ 寅次郎の告白」(1991年12月23日公開)
女優データ
■主な作品
峠の群像/子供が見てるでしょ!/社葬
45作目寅さんのマドンナ:蝶子(女優名:風吹ジュン)
宮崎県油津で理髪店を営む女性。昼休みをしていた喫茶店で寅さんと出会う。寅さんは散髪してもらった後、雨が降ってきたことによりしばらく蝶子の自宅で長居することになる寅さん。寅さんのケガをきっかけにして滞在期間が余計に伸びるが、突然帰ると寅さんに告げられたことに蝶子は腹を立ててしまい、そのまま別れてしまう。
・職業:理容師
・寅さんへの想い:一文無しだけど粋な人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:40歳
蝶子の出演作品
- 第45作「男はつらいよ 寅次郎の青春」(1992年12月26日公開)
女優データ
■主な作品
阿修羅のごとく/ほんまもん/蘇える金狼/無能の人
46作目寅さんのマドンナ:坂出葉子(女優名:松坂慶子)
事業に失敗して父の住む琴島で療養していた女性。就職活動から逃亡した満男を探しに訪れた琴島で寅さんと遭遇する。葉子は父・田宮善右衛門の正妻の子ではなく隠し子であることを知った寅さんは、自分と似たような境遇の彼女に同情し、優しく接するようになっていく。この作品でも満男が葉子に余計な口出しをしたせいで寅さんとの関係に水を差す結果を招く。
松坂慶子は、第27作「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」で浜田ふみというマドンナ役でも出演しています。
・職業:飲食店経営
・寅さんへの想い:何でも話を聞いてくれる、心の温かい人
・寅さんへのトキメキ度:
・演じた女優さんの年齢:41歳
坂出葉子の出演作品
- 第46作「男はつらいよ 寅次郎の縁談」(1993年12月25日公開)
女優データ
■主な作品
夜の診察室/藍より青く/青春の門/事件/蒲田行進曲/死の棘
47作目寅さんのマドンナ:宮典子(女優名:かたせ梨乃)
年一回、パートで貯めたお金で撮影旅行に出かける趣味を持つ女性。東京の鎌倉在住で既婚者。寅さんとは撮影旅行中の琵琶湖で出会う。典子のケガを寅さんが看病したことで二人に仲は親密になる。寅さんが旦那さんに連絡するように促したことにより、翌日、典子の夫が東京から迎えに来ることになり、二人はそのまま別れることになる。
・職業:会社員
・寅さんへの想い:面白くて親切な人
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:憧れの人
・演じた女優さんの年齢:37歳
宮典子の出演作品
- 第47作「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」(1994年12月23日公開)
女優データ
■主な作品
大江戸捜査網/春の波涛/極道の妻たち/肉体の門
48作目寅さんのマドンナ:リリー(女優名:浅丘ルリ子)
寅次郎とリリーが紡いだ愛の物語4部作の第4作目として15年ぶりに再登場。25作の時に寅さんと別れてから一度お金持ちの資産家と結婚したが死に別れてしまう。その夫が残した資産で加計呂麻島に家を建てて暮らしている。寅さんとの出会いのシーンは省かれているが、加計呂麻島に住むリリーの家に寅さんがふらっと訪ねてきたことのようだ。しばらくして柴又の「くるまや」に滞在していたリリーは、帰りのタクシーの中で寅さんの一世一代プロポーズを受けることになる。しかし、二人の生活は長続きせずにささいな口喧嘩が原因で別れてしまう。
「男はつらいよ」シリーズの中で最も寅さんと相性が良かったと思われる女性。そして、シリーズ最後の作品となる「寅次郎紅の花」でリリーが最後のマドンナ役を務める。
関連リンク
・職業:無職
・寅さんへの想い:同じ境遇も持つ良き理解者
・寅さんへのトキメキ度:
・寅さんのマドンナへの想い:親友・同志
・演じた女優さんの年齢:55歳
リリーの出演作品
- 第11作「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」(1973年8月4日公開)
- 第15作「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」(1975年8月2日公開)
- 第25作「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」(1980年8月2日公開)
- 第48作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」(1995年12月23日公開)
- 第50作「男はつらいよ お帰り 寅さん」(2019年12月27日公開)
女優データ
■主な作品
ギターを持った渡り鳥/憎いあンちくしょう/赤いハンカチ/紅の流れ星/戦争と人間シリーズ/博士の愛した数式
男はつらいよの満男が恋に落ちた歴代マドンナの紹介
次は、満男が恋に落ちた歴代マドンナを一人ずつ紹介していきます。
42作~45作、48作目満男のマドンナ:及川泉(女優名:後藤久美子)
満男の高校時代の後輩で及川礼子(夏木マリ)の娘。父親は礼子と別居しており、泉は母親と共に生活している。満男とは学校の吹奏楽部に所属していた時に出会う。両親の都合によってかき乱される泉を満男が気にかけてあげることで親密度が増していく。48作目にしてやっと満男に愛の告白をされるが、二人は結婚までに至らず。50作では海外の男性と結婚してイズミ・ブルーナという名前に変わっている。
及川泉役として4回(第42作、第43作、第44作、第45作、第50作)マドンナを演じる。
満男の恋愛にシフトしていく「男はつらいよ」シリーズの最後のほうで登場する満男にとってのマドンナ。
・職業:学生→CDショップの店員
・満男への想い:高校時代の先輩
・満男へのトキメキ度:
・満男のマドンナへの想い:高校時代のかわいい後輩、
・演じた女優さんの年齢:15歳(※42作時)
及川泉の出演作品
- 第42作「男はつらいよ ぼくの伯父さん」(1989年12月27日公開)
- 第43作「男はつらいよ 寅次郎の休日」(1990年12月22日公開)
- 第44作「男はつらいよ 寅次郎の告白」(1991年12月23日公開)
- 第45作「男はつらいよ 寅次郎の青春」(1992年12月26日公開)
- 第45作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」(1995年12月23日公開)
- 第50作「男はつらいよ お帰り 寅さん」(2019年12月27日公開)
女優データ
■主な作品
ママはアイドル!/同級生は13歳/ラブ・ストーリーを君に
46作目満男のマドンナ:亜矢(女優名:城山美佳子)
香川県の琴島で働く看護士。満男が就職活動から逃げ出して辿り着いた琴島で出会う。大阪の看護学校を出た後、人が多い都会を嫌う性格から地元の役場に就職して琴島へ来るようになる。満男にアプローチするも、それを受け入れきれない満男が原因で別れる結果になる。しかし、この作品のラストで新しい彼氏と思われる男性と初詣に来ているシーンが収録されている。
・職業:看護士
・満男への想い:働き者で、女性に慣れていない人
・満男へのトキメキ度:
・満男のマドンナへの想い:かわいくて、しっかりした女性
・演じた女優さんの年齢:24歳
亜矢の出演作品
- 第46作「男はつらいよ 寅次郎の縁談」(1993年12月25日公開)
女優データ
■主な作品
熱中時代/ビートたけしの学問ノススメ/パンツの穴
47作目満男のマドンナ:川井菜穂(女優名:牧瀬里穂)
満男の大学の先輩・川井信夫(山田雅人)の妹。地元の郵便局で働いており、「結婚が女の人生のすべてだ」という考えに疑問を持っている。満男とは信夫の実家に滞在している時に出会う。満男に寝顔をこっそり見られていたことが原因で最初はギクシャクした関係だったが、次第に打ち解けて仲良くなっていく。デリカシーのない信夫のせいで二人の仲は裂かれる結果になる。
・職業:郵便局員
・満男への想い:男友達
・満男へのトキメキ度:
・満男のマドンナへの想い:先輩の妹、純粋でかわいい娘
・演じた女優さんの年齢:23歳
川井菜穂の出演作品
- 第47作「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」(1994年12月23日公開)
女優データ
■主な作品
つぐみ/幕末純情伝/二十歳の約束/まんぷく
男はつらいよの寅さんと満男が恋に落ちた歴代マドンナ一覧表
「男はつらいよ」に登場した歴代マドンナたちを一目でわかるように一覧表としてまとめてみました。
<寅さんが恋した歴代マドンナ一覧表>
出演作 | マドンナ名 | 女優 | 結婚歴 | 演じた女優さんの年齢 | 職業 |
1作 | 冬子 | 光本幸子 | 未婚 | 25歳 | (?) |
2作 | 夏子 | 佐藤オリエ | 未婚 | 26歳 | (?) |
3作 | 志津 | 新珠三千代 | 未亡人 | 40歳 | 旅館の女将 |
4作 | 春子 | 栗原小巻 | 未婚 | 24歳 | 幼稚園の先生 |
5作 | 節子 | 長山藍子 | 未婚 | 29歳 | 理容師 |
6作 | 夕子 | 若尾文子 | 既婚 | 37歳 | 専業主婦 |
7作 | 花子 | 榊原るみ | 未婚 | 20歳 | 工員 |
8作 | 貴子 | 池内淳子 | 未亡人 | 38歳 | 喫茶店オーナー |
9作 | 歌子 | 吉永小百合 | 未婚 | 26歳 | 会社員 |
10作 | 千代 | 八千草薫 | バツイチ | 41歳 | 美容師 |
11作 | リリー | 浅丘ルリ子 | 未婚 | 33歳 | 歌手 |
12作 | りつ子 | 岸惠子 | 未婚 | 41歳 | 画家 |
13作 | 歌子(2回目) | 吉永小百合 | 未亡人 | 29歳 | 図書館の従業員 |
14作 | 京子 | 十朱幸代 | 未婚 | 32歳 | 看護士 |
15作 | リリー(2回目) | 浅丘ルリ子 | バツイチ | 34歳 | 歌手 |
16作 | 礼子 | 樫山文枝 | 未婚 | 34歳 | 大学の助手 |
17作 | ぼたん | 太地喜和子 | 未婚 | 32歳 | 芸者 |
18作 | 綾 | 京マチ子 | 未亡人 | 52歳 | 無職 |
19作 | 鞠子 | 真野響子 | 未亡人 | 25歳 | 会社員 |
20作 | 藤子 | 藤村志保 | バツイチ | 38歳 | 土産物店オーナー |
21作 | 奈々子 | 木の実ナナ | 未婚 | 32歳 | SKDの踊り子 |
22作 | 早苗 | 大原麗子 | 既婚者(→バツイチ) | 32歳 | とらやの従業員 |
23作 | ひとみ | 桃井かおり | 未婚 | 28歳 | 無職 |
24作 | 圭子 | 香川京子 | 未亡人 | 48歳 | 翻訳家 |
25作 | リリー | 浅丘ルリ子 | バツイチ | 40歳 | 歌手 |
26作 | すみれ | 伊藤蘭 | 未婚 | 25歳 | 工員 |
27作 | ふみ | 松坂慶子 | 未婚 | 29歳 | 芸者 |
28作 | 光枝 | 音無美紀子 | 既婚者(→未亡人) | 32歳 | テキヤ |
29作 | かがり | いしだあゆみ | 未亡人 | 34歳 | 陶芸家の奉公人 |
30作 | 螢子 | 田中裕子 | 未婚 | 27歳 | デパートの店員 |
31作 | はるみ | 都はるみ | 未婚 | 38歳 | 歌手 |
32作 | 朋子 | 竹下景子 | バツイチ | 30歳 | 住職の娘 |
33作 | 風子 | 中原理恵 | 未婚 | 26歳 | 理容師 |
34作 | ふじ子 | 大原麗子 | 既婚 | 38歳 | 専業主婦 |
35作 | 若菜 | 樋口可南子 | 未婚 | 26歳 | 印刷工 |
36作 | 真知子 | 栗原小巻 | 未婚 | 40歳 | 小学校の教師 |
37作 | 美保 | 志穂美悦子 | 未婚 | 31歳 | 旅芸人の娘 |
38作 | りん子 | 竹下景子 | バツイチ | 33歳 | 獣医に娘 |
39作 | 隆子 | 秋吉久美子 | ?(中絶の経験あり) | 33歳 | 化粧品のアドバイザー |
40作 | 真知子 | 三田佳子 | 未亡人 | 47歳 | 女医 |
41作 | 久美子 | 竹下景子 | 未婚 | 35歳 | ツアーコンダクター |
42作 | 寿子 | 檀ふみ | 既婚 | 35歳 | 専業主婦 |
43作 | 礼子 | 夏木マリ | バツイチ | 38歳 | スナックのママ |
44作 | 聖子 | 吉田日出子 | 未亡人 | 47歳 | 料亭の女将 |
45作 | 蝶子 | 風吹ジュン | 未婚 | 40歳 | 理容師 |
46作 | 葉子 | 松坂慶子 | 未婚 | 41歳 | 飲食店経営 |
47作 | 典子 | かたせ梨乃 | 既婚者 | 37歳 | 会社員 |
48作 | リリー | 浅丘ルリ子 | バツイチ未亡人 | 55歳 | 無職 |
<満男が恋した歴代マドンナ一覧表>
出演作 | マドンナ名 | 女優 | 結婚歴 | 演じた女優さんの年齢 | 職業 |
42作~45作、48作 | 泉 | 後藤久美子 | 未婚 | 15歳(※42作時) | 学生→CDショップの店員 |
46作 | 亜矢 | 城山美佳子 | 未婚 | 24歳 | 看護士 |
47作 | 菜穂 | 牧瀬里穂 | 未婚 | 23歳 | 郵便局員 |